ベランダを「自分の居場所」にする理由

ベランダは、室内と屋外の中間にある、ちょうどよい“あわい”の空間。
外の空気を感じつつも、完全な外ではない——この距離感が、人と関わりすぎず、自分に戻れる場になります。
誰かの視線も、画面の通知も届かない“数分間”を、ここで過ごすだけで、心のリズムが整っていくのです。

避難所づくりの3ステップ

• 1. ひとつだけ「自分のもの」を置く
  折りたたみ椅子、クッション、植物……。ほんの少しだけでも「自分のための場」と認識できる要素を。
• 2. 時間帯を決めてみる
  朝の光、夕焼け、夜風。それぞれに合った時間帯で、習慣化しやすいタイミングを選びましょう。
• 3. 何もしない時間を許す
  本もスマホも手放して、ただぼんやり過ごす。
  「生産的じゃなくていい」ことを、心と身体に教える時間です。

心が疲れた日には、ベランダに出る

イライラした日。集中が続かない日。涙が出そうな日。
そんなときに「ベランダに出るだけで、すこし落ち着く」習慣があると、感情の行き場ができます。
外に出るのがつらい日は、ベランダで空を眺めるだけでも十分です。