話を“聞く”という行為の重み
私たちは日々、たくさんの言葉に囲まれて生きています。
けれど、「聞く」という行為には、ただ音を耳に入れる以上の意味があります。
特に子育てにおいて、子どもの声に本気で耳を傾けることは、
信頼と安心を育む土台となるのです。
ただ「聞く」ではなく「聴く」
子どもが話しているとき、大人はつい先回りして答えを出したり、
話を急いで切り上げたりしがちです。
しかし、子どもは「聞いてくれる大人がいる」という体験を通じて、
自分の思いや感情を表現する力を身につけていきます。
その時間を、焦らず、丁寧に共有することが大切です。
言葉の奥にある気持ちを受け取る
「学校どうだった?」と尋ねたときに、
子どもが「別に…」と返す場面はよくあります。
そんなとき、言葉の背後にある感情に耳をすませてみること。
表現が拙くても、そこには「わかってほしい」というサインが込められているかもしれません。
このような丁寧な受け取りは、子どもとの関わりを丁寧にすることにもつながります。
聞くことは、育むこと
話を聞くという行為は、一見受け身のようでいて、
実は非常に能動的なコミュニケーションです。
言葉を待ち、遮らず、評価せずに聞く──
その姿勢そのものが、子どもに「大切にされている」と感じさせます。
これは大人同士の関係でも同じで、ただ隣にいる時間の価値にも通じています。
