感情に振り回されない練習
気分に左右されず、静かな自分に戻るためにできること
感情は「敵」ではなく「手紙」
私たちはしばしば、自分の感情に引きずられたり、支配されたりします。
でも、感情は本来「悪いもの」ではありません。それは、心が何かを伝えようとしているサイン。
怒り、不安、悲しみ――それらはすべて、今の自分に必要な気づきを届ける“手紙”のようなものなのです。
感情に「気づく」ことから始める
感情に振り回されるというのは、それに気づかず、無意識に反応してしまう状態です。
まずは、今感じていることを観察し、名前をつけてみましょう。
- 「いま、わたしはイライラしている」
- 「なんだか不安があるみたい」
- 「少し寂しい気持ちがある」
そうやってラベリングするだけで、感情と自分の間に少し距離が生まれます。
「いまここ」に戻るワーク
感情に巻き込まれそうになったとき、深呼吸しながら周囲の音や匂い、触れているものに意識を向けてみてください。
五感を使って「いまこの瞬間」に戻ることで、心が少しずつ落ち着いていきます。
→ 関連記事:“いまここ”に戻る言葉
感情と上手に付き合うために
感情を無理に抑え込まず、表現することも大切です。
怒りには適切なワークを、悲しみにはやさしい言葉を。
例えば、自分の気持ちを1〜10で点数化してみるだけでも、自分との距離感がつかめてきます。
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