「やらないことリスト」を書く

やすらぐ
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「やらないことリスト」を書く

私たちはいつも「やること」でいっぱいです。
でも、それ以上に心の余白を奪っているのは、本当はやらなくてもいいことかもしれません。
「やらないこと」を明確にすることは、自分を守ること。
これは、手放しと選択のためのリストです。

やるべきことに追われる生活のなかで、「なぜ疲れているのか」が見えにくくなっていませんか?
実はその原因が、「無意識にやっていること」「断れずに抱えてしまったこと」にあるとしたら…。
“やらないことリスト”は、ただの反省リストではなく、自分らしさを守る意思表示なのです。

“やらない”を決めると、心が軽くなる

すべてを完璧にこなす必要はありません。
自分にとって意味のない行動や、疲弊をもたらす習慣を意識的に削除していくことで、
心に余白が生まれます。

たとえば、人の期待に応えすぎてしまったり、自分を後回しにする癖がついていたり。
一見小さなことでも、積み重なると大きなストレスになります。
「やらないこと」を言語化することで、エネルギーの浪費を防ぎ、必要なことに集中できる土台が整います。

「やらないこと」は、自分への約束

たとえば、こんなふうに書いてみましょう。

・朝起きてすぐスマホを見ない
・人のSNS投稿に自己評価を左右されない
・“やりたくない”ことを無理に笑って引き受けない
・夜21時以降は仕事の連絡を返さない

これは、自分を守るための小さな境界線です。

「やらない」と決めることで、罪悪感を手放せることがあります。
周囲にどう思われるかではなく、「自分がどうありたいか」を軸にした選択。
それは自己否定ではなく、自分に優しくあるための習慣づくりなのです。

“ToDoリスト”とセットで書く

毎日のToDoを書くとき、一緒に「やらないこと」も書き添えてみてください
「今日は人と比べない」「夜はメールを返さない」
書くことで意識の焦点が変わり、無意識にやっていた行動にストップがかかります。

やることリストにばかり注目していると、できなかったことへの自己否定に繋がりやすくなります。
一方で、「今日はこれをやらなかった」と記録することで、心の自己管理力が養われていきます。

書き出し方のコツ

・最近疲れたことは?
・本当はやりたくなかったことは?
・人の期待に応えるためだけにやっていることは?

これらを「やらない」と決めるだけで、自分の輪郭がはっきりしてきます。

「No」と言うのが苦手な人ほど、このリストの効力を実感しやすいかもしれません。
無理に我慢せず、自分の“本音”と向き合う時間として、「やらないこと」を書いてみてください。
小さな“しない選択”が、人生の習慣と行動の質を大きく変えていく第一歩になります。

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