自分に値段をつけるのが苦しいとき

自分のサービスや作品に「価格」をつけるとき、
それがまるで自分自身の価値を値踏みするように感じて
苦しさやためらいを覚える人がいます。

① 「自分の価値」と「価格」は違う

値段をつけることは、交換のための一つの目安にすぎません。
自分の人間としての価値を示すものではないと、
繰り返し意識してみてください。
価格は作品や時間に対する敬意でもあります。

「こんな価格でいいのかな」と迷う気持ちは、
あなたが誠実である証です。
でも、その誠実さを活かすには、納得した金額で堂々と提示することも必要です。

値段を決めるというのは、相手との橋をかけること。
相手もその価格を通じて、「この人にお願いしたい」と思えるきっかけを得ます。
それは出会いを起こすひとつの手段です。

同じような仕事をしている人の価格設定を
比較ではなく「参考」にしてみましょう。
自分が尊敬する人たちは、どうやって金額に意味を込めているかを学ぶと、
自分の考えにも芯が通ってきます。

あなたが自分を信じて提示した価格は、
相手にもその信頼を伝えることができます。
価格は怖れではなく、信頼と選択の表明だと思ってみてください。