責任が増え続ける状態

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気づくと、担っている責任が増えている。
明示的に増やした覚えはない。だが少しずつ、役割が増え、判断を求められることが増え、対応しなければならないことが増えている。

責任の増加は目に見えにくい
責任が急に増えることもあるが、多くの場合は少しずつ増える。
一つ対応する。次も対応する。それが「この人に頼めばいい」という他者の認識を作り、また次の依頼が来る。
この積み重ねは、ある日突然「重い」と感じるまで、気づかれにくい。

引き受けてしまう構造
なぜ責任を引き受け続けるのか。
一つには、断りにくい環境がある。期待されていること、頼りにされていること。それへの応答として引き受ける。
もう一つには、自分の中の「やらなければ誰がやるのか」という感覚がある。空白を放置できない感覚が、責任を引き寄せる。

増えた責任が作る状態
責任が増えると、判断の量が増える。判断には認知資源が必要だ。
一つの判断は小さくても、数が増えると消耗が積み重なる。これは「決断疲れ」と呼ばれることもある。
責任の増加は、単に「やることが増える」ではなく、「判断し続ける負荷が増える」ことでもある。

責任の範囲を問い直す
「これは自分がやらなければならないことか」という問いを立てることが難しい状態がある。
やらなければ問題が起きる。誰かが困る。その見通しが、責任を手放す選択を難しくする。
だが、すべてを引き受け続けることが、長期的に持続可能かどうかを問うことも必要な問いだ。

意識的な境界線
責任が増え続けるとき、境界線を意識的に引くことが必要になる場合がある。
何をどこまで担うか。それは交渉の問題でもあり、自己認識の問題でもある。
すぐに解決できる問いではない。だがその問い自体を持ち始めることが、構造を変える出発点になることがある。

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